悪習慣を止められたらどうなるのでしょうか?
きっとかなり健康に近づきます。 しかし、いくら悪癖を取ることが健康によいと言ってもそんなものは最低限行うべきことであり、これだけで健康維持を行えるほど生命は便利にできていません。全ての生命は老化という逃れることのできない病に皆侵されていますから。
しかし、それでも悪習慣を取り去り、良い習慣を身に着けましょう。 これも健康維持の大きな秘訣です。 但し、健康に良い習慣は効果が低いことが多いです。 なぜなら…前回の記事を読んでいる人にはきっとわかると思いますが、体に対する効能が低いのが良い習慣だからです。
強い効能は強い害を持っています。 弱い効能は弱い害しかありません。
逆に、強い効能は強い益ももたらします。 弱い効能は弱い益しかもたらしません。
現代人は西洋的思想の影響で、効能、効果が強いことが良いことと思うのでしょうか。 確かに強い効能はとても役に立ちますが、効能が強いと言うことは使いどころが限られるという事です。 適切な使い方ができなければ全て害となって自分に降りかかります。 しかし、効能が弱いものは扱い方を間違っても少しくらいなら平気なのです。 つまりは適当に健康管理ができるということであり、適当にできない健康管理など非現実的で習慣にはできないものです。 仮に習慣化に成功しても厳密に設定された日常に息が詰まること間違いがありません。
これは薬や食事、運動でもどんな健康法でもなんでも同じです。 効果の高いものを日常的に取り入れていると簡単に体を壊します。 逆に効果の低いものだから適当に行えて毎日快適に暮らせるのです。 例えば、辛いものが好きで毎日唐辛子でも食べていたとしましょう。 唐辛子を毎日食べているお米と同じ量食べ続ければ、殆どの人が体に不調を訴えます。 しかし、お米を毎日食べていてもなんの問題もありません。 どちらがより健康な状態なのかは簡単に判別できます。
人間には個人差があり、それぞれの耐性も異なりますから体が不調になるまでどれだけ唐辛子を食べられるかは違いますが、少なくとも健康には普通ならないと思えますよね。
つづく…
東洋医学ではそれを見た目や脈の形状、体の動きなどから察知しています。
効果の低いものはその毒性も低い。
※ここで出てくる医者とは医師限定ではありません。西洋、東洋、手技などを問わず医に関わる全ての人達です。
治療そのものを楽しんでいたり治らなくても治療した気になればよい患者さんはそれでも良いかもしれません。実際にはとても多くの患者さんがこれに陥っています。
最低限ヤブ医者に当たるのは避けとして、怠慢な名医と努力する凡医なら、圧倒的に努力する凡医のほうが良いです。それは
つまり、医者が直しているわけではなく、自分の体が
特別に難病と言われるものの一部には保険が適応されていますが、これは少々事情が異なります。
難病はどこまでいっても病が治るわけではありません。現代医学で治らないから難病なのです。
自分にとって信頼に足る医療者を見つけたとしても、それでもまだ健康への道は長いといえます。いや、寧ろここがスタートとも言えるでしょう。
なぜなら、様々な意見を聞いていくと
医療は貴方を納得させるための道具ではありません。あくまでも、医療は
日常で自分にできることです。
鍼灸に来られる方は大きく分けて2種類です。
①鍼灸の効果や気持ちのよさを知っている人
②病院や他の治療法を試してダメだった人
①の人は過去に鍼灸の経験が有ってその魅力?に気づいた人です。